楽天市場で商品を売り出していくには避けても通れない道、それは商品名です。
楽天市場では購入の半数以上が検索からといわれています。
どのように商品名を付ければ、検索にヒットするのでしょうか?
そこで今回は、『楽天市場で売上を伸ばす商品名』について以下の項目に沿ってお答えしていきます。
(1)楽天市場における商品名の概要・重要性について
(2)楽天市場での商品名の基本的な考え方
(3)売上を伸ばすキーワードの探し方
楽天市場で店舗の運用している方、これから出店しようと考えている方には必見の内容です!
是非最後まで読んでみてください。
楽天市場における商品名の概要・重要性について
楽天市場の店舗を運用している方は、商品名の付け方に悩んだことはありませんか?
そんな運用しているときの悩みを解決するためにまずは概要と重要性についです。
楽天市場で商品名を設定する際は
「お客さんにどんな商品か伝わる情報」と「お客さんが知りたい情報」
を入れることが重要です。
なぜ重要なのでしょうか?
それはお客さんが検索結果画面から商品名・商品画像などの情報をもとに探している商品に近いか判断し、クリックするからです。
楽天市場でクリックしてもらうには検索結果で必ずしも上位にあるものではなく、欲しいものに合致しそうと思われたものがクリックされます。
そのため「お客さんにどんな商品か伝わる情報」と「お客さんが知りたい情報」を商品名に入れることがクリック率とアクセス数を上げ、売上を伸ばしていくことにつながります。
「お客さんにどんな商品か伝わる情報」と「お客さんが知りたい情報」とは一体何でしょうか?
具体的な例をもとに見ていきましょう。
商品に関する情報+お客さんが知りたい情報
例1:丸洗いOK(知りたい情報)ワンピース 裏地付き 全4色 M/L
例2:ノートパソコンスタンド PCスタンド 折り畳み式 軽量(知りたい情報)
例1では『丸洗いOK』が知りたい情報になります。それ以外はワンピースの商品に関する情報です。
例2では『軽量』が知りたい情報になります。それ以外はPCスタンドの商品に関する情報です。
このように必要な内容を入れられているか確認してみましょう。
楽天市場での商品名の基本的な考え方
楽天市場では商品名を付ける際はそれぞれのキーワードに分類があることも意識してつける必要があります。
その分類とは大きく分けると「ビックキーワード」「ミドル・スモールキーワード」です。
それぞれには以下のような特徴があります。
ビックキーワード(検索数:多い 転換率:低い)
・一般的な名称
・想定しやすい言葉
・検索しやすい言葉
・広範なターゲットが使う言葉
ミドル、スモールキーワード(検索数:少ない 転換率:高い)
・専門用語
・想定が難しい言葉
・複数の単語を組み合わせた言葉
・コアターゲットの使う言葉
お米を例にして商品名を付けてみると以下のようになります。
商品名:「米 コシヒカリ 5kg 新潟県産」
ビッグキーワード:米
ミドルキーワード:コシヒカリ
スモールキーワード:5kg 新潟県産
このようにビックキーワードでアクセス数を集めるのか、
ミドル・スモールキーワードで転換率を高めるのか
役割を考えながら入れることも売上につなげていくためには考えておきたい部分です。
また楽天市場ではデバイスごとに表示される商品名の文字数が変わります。
そのためお客さんが目を引く内容、知りたい情報を冒頭に入れることが重要です。
PC:約35文字、スマホ:約25文字、スマホアプリ:約19文字
売れるキーワードの探し方
ここまでで楽天市場にける商品名の概要と、設定するときに意識したい基本的なことをお伝えしてきました。
ここからはクリックしてもらった後に購入までつなげる売上を伸ばすためのつけ方についてみていきましょう。
どうして「売れるキーワード」で順位対策するべきなのでしょうか?
売上は以下の方程式で算出されます。
▼参考「売上の方程式」の詳しい内容は下記のコラムをチェック
売上 = アクセス数 × 転換率 × 客単価 × リピート率
売上は「掛け算」です。いくらアクセスを伸ばしても転換率が「0」なら売上は「0」です。
転換につながるワードで上位になれば、売上は伸びやすいと言えます。
そのため対策することが大事になってきます。
楽天市場の商品名の概要は分かったけど実際にどのように決めればいいかイメージできないという方は以下の方法を参考にまずは決めてみましょう。
サジェストで出てきたものを参考にする
サジェストとは検索窓に入れて候補として出てくるものです。
多くのユーザーに検索されているワードが出てくるので参考できます。
検索結果上位の店舗を参考にする
自店舗で扱っている商品を楽天市場で検索してみて上位に出てきた商品のキーワードの入れ方を参考にできます。
検索上位に表示されているということはお客さんに購入されている商品です。
・ミドル・スモールキーワードをどのように使用しているか。
・キーワードの並び順
・検索結果に表示される文字数に何を入れているか
自店舗・他店舗レビューを参考にする
購入を決めた理由や満足しているポイントがレビューに記載されていることがあります。
お客さんが商品の購入に至ったポイントを商品名に入れてあげることで商品名からその商品の知りたい情報をお客さんが読み取れるようになります。
共起語・類義語・同義語を記入しておく
共起後は検索キーワードと一緒に出現するワードなので検索に引っかかる可能性が高くなります。
例)キーワード:化粧水 30代
共起後:化粧、美白、おすすめ、ケア、成分
類義語・同義語は違うワードとして認知される!?※1
楽天の検索では完全一致でないと検知されません。
そのため、商品に紐づきそうなワードを記載するのがオススメです。
例)バッグ、ばっぐ、かばん、リュック
※1楽天市場における検索アルゴリズムはGoogleやYahoo!同様、詳細は公開されていません。
Googleほどの綿密なアルゴリズムを持っているわけではないというのが筆者の感覚です。
その為、文字数が許す限りは意識してつけてみることがオススメです。
上記を参考に商品名を付けた後は分析です。
ここから「売れるキーワード」を分析して見つけていきます。
楽天市場では「商品購入時に使った検索キーワード」(=売れるキーワード)を分析することができます。
分析したキーワードをもとに商品名を選定・メンテナンスしていきましょう。
RMSで「商品別検索キーワード」を開く
RMSでの具体的な手順をご説明します。
「データ分析>アクセス・流入分析>楽天サーチ」
この分析ページのデータが「商品別の検索キーワード」です。
キーワード別のアクセス数や転換率がわかります。ここを見て、商品別の「売れるキーワード」を把握しましょう。
売れるキーワードを付けたその後
RMSで売上を伸ばす商品名を分析し設定することができたその後は「検索順位チェックツール」への登録です!
「商品×売れるキーワードの数」だけ、日々チェックするには手でやっていたらとても追いつきません。
そこで必要になるのが、自動で検索順位をチェックしてくれるツールです。
検索順位チェックツールに「売れるキーワード」を登録しておくと、ロボットが自動的に検索順位を調べて、毎日結果を教えてくれます。
楽天市場の店舗を運用していてツールを使ってみたい方には、「検索伝令くんGOLD」がオススメです。良かったら検索してみてください。
まとめ
以上、『楽天市場で売れる商品名をつけよう!』ということで、商品名の考え方から、具体的な探し方をお伝えしてきました。
最後に要点をおさらいしましょう。
・「お客さんにどんな商品か伝わる情報」と「お客さんが知りたい情報」を商品名に入れる
・商品名に含まれる単語が「ビックキーワード」「ミドル・スモールキーワード」どちらに該当するか考える。
・RMSで転換率の高い単語でメンテナンスを随時行う
楽天市場で商品を買ってくれるお客さんが、どんなキーワードで検索をしていたのか。
そこに着目して、キーワードや訴求を選ぶようにしましょう!
この記事が、対策すべきキーワード選びや、検索対策の下準備の参考になれば幸いです。
ベイクロスマーケティングでは、コーポレートサイトの運営、ECサイトの運用など幅広くサポートをしております。何かお困りごとがありましたら、ぜひご相談ください。
Written by
bay_kusumi
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