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楽天市場のデータ分析ツール LOGBOOK(ログブック)

楽天市場 運営代行

楽天市場に出店している企業にとって、データ分析は売上アップに欠かせない重要な要素です。しかし、楽天RMSの操作は複雑で、必要な情報を効率よく分析するのが難しいと感じる場面も少なくありません。

そうした課題を解決するために、ベイクロスマーケティングは楽天市場での運用ノウハウを活かし、独自のデータ分析ツール「LOGBOOK(ログブック)」を開発しました。

当社は2007年の創業以来、楽天市場を中心にECモールの運用代行を手がけており、その18年分の実績と知見を「LOGBOOK」に凝縮しています。「LOGBOOK」では店舗運営の課題を見つけ出し、楽天市場における売上分析を強力にサポートします。

また、膨大なデータを手作業で整理・分析するのは時間も手間もかかり、ミスのリスクもあります。「LOGBOOK」はその作業を効率化し、楽天RMSだけでは見えづらい課題もスムーズに可視化。精度の高い分析をスピーディに行えるため、より効果的な意思決定を可能にします。

楽天市場運用におけるデータ分析の課題

楽天市場は、多くの企業が利用するECプラットフォームとして知られています。しかし、その運用においては、独特の課題がいくつも存在します。その中でもとくに大きな障壁となるのが、データ分析の煩雑さです。

複雑な操作と時間の消耗

楽天市場の「楽天RMS」には、基本的なデータ分析機能が備わっています。しかし、取得したい情報を得るためには複数の操作を繰り返す必要があり、実際の分析に入る前に多くの時間を費やしてしまいます。例えば、売上データを商品別に整理するには、一度CSV形式でエクスポートし、エクセルなどで加工する必要があります。このような作業が続けば、店舗運用担当者にとっては大きな負担となり、本来注力すべき販売戦略の策定や施策実行に時間を割けなくなるでしょう。

戦略立案に必要な視点が欠ける

楽天RMSが提供するデータは、店舗運用担当者がカスタマイズして利用するには限界があります。例えば、KPI(重要業績評価指標)を設定し、その達成状況を詳細に把握するための機能は十分に備わっていません。また、時系列データの視覚化や広告施策ごとの効果測定も標準機能では不十分です。そのため、データをもとにした意思決定が遅れ、タイムリーな戦略立案が難しくなるケースが多々あります。

LOGBOOKの開発背景

上記で記述した楽天市場運用におけるデータ分析の課題を解決するために、ベイクロスマーケティングは独自のデータ分析ツール「LOGBOOK」を開発しました。

開発の背景

私たちは、長年にわたり楽天市場の運用代行を手がける中で、多くの企業が共通して抱える悩みに向き合ってきました。その中でも特に多く聞かれるのが、「楽天RMSだけではデータ分析がうまくできない」「どの項目を見ればよいのか分からない」といった声です。

楽天RMSだけでは十分な分析が難しく、何を重視すべきか判断しにくいのが現状です。
特に、売上や広告効果を正確に把握し、次の一手を素早く打つためには、より効率的なデータ分析が必要です。

当社でも、かつては楽天RMSからデータを手動で抽出し、エクセルを使ってレポートを作成・分析していました。しかし、データ量の増加に伴って作業は煩雑になり、マクロや個別対応では限界が見え始めました。
現場からも「レポート作成に時間がかかる」という声が上がり、もっと効率的で分かりやすい仕組みが求められていたのです。

そこで私たちは、自社の現場ニーズをもとに「LOGBOOK」を開発しました。
LOGBOOKは、売上の推移や広告施策の効果を簡単に可視化し、データに基づく意思決定をスピーディーに行えるようサポートします。
これにより、戦略的かつ効果的な楽天市場の運営を実現できるようになりました。

LOGBOOKの特徴

1. 第3階層までのカテゴリ分析に対応

LOGBOOKでは、第3階層までのカテゴリをグルーピング可能。

  • 例)カップ・グラス > ワイングラス > ギフト商品

これにより、以下のような具体的な傾向や課題の把握が容易になります。

  • ・セット商品は好調でも、単品商品の売上が伸びていない
  • ・ギフト商品は特定の時期(例:父の日、年末)に売上が集中している

さらに、商品種別ごとに有効な検索キーワードや販促施策は異なるため、階層ごとの分析をもとに販売戦略を立てることで、ターゲティングや施策の精度が大幅に向上します。

2. データの視覚化と迅速な分析

売上推移や広告施策の成果を、グラフやチャートで直感的に可視化。
運用担当者は、全体の傾向や詳細な分析結果をすばやく把握でき、キャンペーンの振り返りや次回施策の判断をスピーディに行えます。

3. カテゴリ単位でのKPI設定と達成率の可視化

店舗内カテゴリごとの売上分析が可能です。
さらに、KPIに対する達成率を数値で表示することで、施策の進捗や成果が明確になり、改善アクションにもすぐにつなげられます。

4. 商品単位での13ヶ月トレンド分析

特定商品の売上推移を、直近13ヶ月分まとめて可視化。
成長状況や季節変動の傾向を把握でき、販促計画や在庫管理に活用できます。

5. 任意の月を基準にKPIを比較可能

前年同月や前月、楽天スーパーSALE開催月など、任意の月を基準にKPIを比較できます。
全体の数値だけでなく、カテゴリ別・商品別・広告別といった細かな単位での比較も可能。これにより、施策の効果検証やシーズンごとの戦略立案を、より高い精度で行えます。

6. 経費入力による粗利の自動算出

月額固定費や広告費、ポイント・クーポン費などの経費を入力するだけで、粗利を自動算出。
売上に対する利益を手間なく把握でき、採算性の見直しや施策の費用対効果もスムーズに検証できます。

7. 年月ごとのコメント機能

各月の数値に対して、施策内容や外的要因などを自由に記録可能。
数値の変化を深く振り返る手がかりになり、チーム内での情報共有にも役立ちます。

LOGBOOKの
その他の便利機能

カテゴリ別の広告実績分析

カテゴリ単位で広告費や広告効果の実績を可視化。注力すべきカテゴリへの予算配分や、売上が伸びないカテゴリへの過剰投資の有無などを確認できます。
RPP広告の戦略見直しや、広告費の最適化に活用可能です。

自然検索・広告経由の売上推移

自然検索・広告経由それぞれの売上推移を、月別に確認可能。
広告の効果やSEOの成果を分けて把握できるため、施策ごとの課題や市場変化の兆しをいち早く捉えられます。 商品・カテゴリ・流入経路ごとの詳細な分析により、店舗全体の状況を多角的に評価できます。

メールアドレスの重複登録に対応

複数の楽天店舗を、ひとつのメールアドレスでまとめて管理可能。
店舗ごとにメールアドレスを分ける必要がなくなり、アカウント管理の手間や連携の煩雑さを大幅に軽減できます。

楽天キャンペーン情報の一括登録

楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどのキャンペーン情報を、一括で登録・反映可能。
管理者が登録すれば、全店舗に自動で適用されるため、事前準備の手間を削減し、作業の効率化が図れます。

「LOGBOOK」は、今後データ分析にとどまらず、「売上計画シミュレーション機能」の提供を予定しています。この新機能により、売上目標達成に必要なアクセス人数、コンバージョン率、客単価、広告費を試算できるようになり、より精度の高い売上予測が可能となります。さらに、予算内で最適な広告運用をシミュレーションすることで、売上向上を目指した店舗運営を力強くサポートします。

楽天市場におけるデータ分析と運用効率化を追求しながら、「LOGBOOK」は進化を続けてまいります。
「LOGBOOK」のことが気になりましたら、まずはお問い合わせください。

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