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楽天市場のデータ分析ツール LOGBOOK(ログブック)

楽天市場 運営代行

売上シミュレーション機能をリリースしました!

楽天市場では、お買い物マラソンなどの楽天イベントにより売上に波があるため、
単純な日割り計算では月間の進捗や最終的な着地の予測が難しいという課題がありました。

今回の機能リリースにより、
月間の売上計画に対する、楽天イベントの波を加味した日別の売上計画が自動設定され、
売上進捗を正確に把握することができます。

詳細は、本ページ下部の「売上シミュレーション機能」でご確認いただけます。

楽天市場に出店している企業にとって、データ分析は売上アップに欠かせない重要な要素です。しかし、楽天RMSの操作は複雑で、必要な情報を効率よく分析するのが難しいと感じる場面も少なくありません。

そうした課題を解決するために、ベイクロスマーケティングは楽天市場での運用ノウハウを活かし、独自のデータ分析ツール「LOGBOOK(ログブック)」を開発しました。

当社は2007年の創業以来、楽天市場を中心にECモールの運用代行を手がけており、その19年分の実績と知見を「LOGBOOK」に凝縮しています。「LOGBOOK」では店舗運営の課題を見つけ出し、楽天市場における売上分析を強力にサポートします。

また、膨大なデータを手作業で整理・分析するのは時間も手間もかかり、ミスのリスクもあります。「LOGBOOK」はその作業を効率化し、楽天RMSだけでは見えづらい課題もスムーズに可視化。精度の高い分析をスピーディに行えるため、より効果的な意思決定を可能にします。

楽天市場運用におけるデータ分析の課題

楽天市場は、多くの企業が利用するECプラットフォームとして知られています。しかし、その運用においては、独特の課題がいくつも存在します。その中でもとくに大きな障壁となるのが、データ分析の煩雑さです。

複雑な操作と時間の消耗

楽天市場の「楽天RMS」には、基本的なデータ分析機能が備わっています。しかし、取得したい情報を得るためには複数の操作を繰り返す必要があり、実際の分析に入る前に多くの時間を費やしてしまいます。例えば、売上データを商品別に整理するには、一度CSV形式でエクスポートし、エクセルなどで加工する必要があります。このような作業が続けば、店舗運用担当者にとっては大きな負担となり、本来注力すべき販売戦略の策定や施策実行に時間を割けなくなるでしょう。

戦略立案に必要な視点が欠ける

楽天RMSが提供するデータは、店舗運用担当者がカスタマイズして利用するには限界があります。例えば、KPI(重要業績評価指標)を設定し、その達成状況を詳細に把握するための機能は十分に備わっていません。また、時系列データの視覚化や広告施策ごとの効果測定も標準機能では不十分です。そのため、データをもとにした意思決定が遅れ、タイムリーな戦略立案が難しくなるケースが多々あります。

LOGBOOKの開発背景と特長

上記で記述した楽天市場運用におけるデータ分析の課題を解決するために、ベイクロスマーケティングは独自のデータ分析ツール「LOGBOOK」を開発しました。

開発の背景

私たちは、長年にわたり楽天市場の運用代行を手がける中で、多くの企業が共通して抱える悩みに向き合ってきました。その中でも特に多く聞かれるのが、「楽天RMSだけではデータ分析がうまくできない」「どの項目を見ればよいのか分からない」といった声です。

楽天RMSだけでは十分な分析が難しく、何を重視すべきか判断しにくいのが現状です。
特に、売上や広告効果を正確に把握し、次の一手を素早く打つためには、より効率的なデータ分析が必要です。

当社でも、かつては楽天RMSからデータを手動で抽出し、エクセルを使ってレポートを作成・分析していました。しかし、データ量の増加に伴って作業は煩雑になり、マクロや個別対応では限界が見え始めました。
現場からも「レポート作成に時間がかかる」という声が上がり、もっと効率的で分かりやすい仕組みが求められていたのです。

そこで私たちは、自社の現場ニーズをもとに「LOGBOOK」を開発しました。
LOGBOOKは、売上の推移や広告施策の効果を簡単に可視化し、データに基づく意思決定をスピーディーに行えるようサポートします。
これにより、戦略的かつ効果的な楽天市場の運営を実現できるようになりました。

LOGBOOKの特長

第3レベルまでのカテゴリグルーピングに対応

LOGBOOKでは、第1〜第3レベルまでのカテゴリグルーピングに対応し、カテゴリ階層ごとにより深い分析が可能です。

カテゴリの細分化イメージ

たとえば「カップ・グラス 」のような第1レベルだけでなく、第2・第3レベルまで掘り下げた詳細な分析が可能です。

カテゴリの細分化イメージ

  • カップ・グラス > ワイングラス > 単品
  • カップ・グラス > ワイングラス > セット商品
  • カップ・グラス > ワイングラス > ギフト商品

これにより、以下のような課題や傾向を把握しやすくなります。

  • ・セット商品は好調でも、単品商品の売上が伸びていない
  • ・ギフト商品は特定の時期(例:父の日、年末)に売上が集中している

さらに、商品種別ごとに有効な検索キーワードや販促施策も異なるため、細かなカテゴリごとのデータを元に戦略を立てることで、より的確なターゲティングや販促の最適化が可能になります。

カテゴリを階層的に細かく分析できることで、販売戦略はより具体的かつ効果的になります。

データの視覚化と迅速な分析

売上推移や広告施策の結果をグラフやチャートで視覚化しています。
これにより、運用担当者は全体の傾向や個別の分析結果をひと目で把握でき、キャンペーンの振り返りや次回施策の方向性を、スピーディに判断できるようになります。

カテゴリ単位でのKPI目標設定と達成率の可視化

店舗内カテゴリ別の分析が可能です。これにより、より精度の高い売上分析が実現します。さらに、KPIに対する達成率を数値で表示することで、施策の進捗状況や振り返りも明確になり、改善アクションが取りやすくなります。

商品単位での13ヶ月トレンド分析

特定の商品について、直近13ヶ月分の売上推移をひと目で確認できます。 これにより、商品の成長状況や季節ごとの売上傾向を把握しやすくなり、販促や在庫計画にも役立ちます。

任意の月でKPIを比較できる機能

前年同月や前月、楽天スーパーSALE開催月など、任意の月を基準にしてKPIを比較できます。全体の数値だけでなく、カテゴリ別・商品別・広告別といった細かな単位での比較も可能。これにより、施策の効果検証やシーズンごとの戦略立案が、より精度高く行えるようになります。

経費入力による粗利の自動算出機能

月額の固定費に加え、広告費・ポイント費・クーポン費などの経費を入力することで、粗利を自動で算出します。売上に対する利益がどの程度出ているかを、手間なく把握できるようになります。これにより、採算性の見直しや施策の費用対効果の検証がスムーズに行えます。

年月ごとのコメント機能

各月の数値に対して、自由にコメントを記録できます。施策の実施内容や外的要因を紐づけて残すことで、数値の変化をより深く振り返ることが可能になります。メモを残すことでチーム内での情報共有にも役立ちます。

LOGBOOKのその他の便利機能

広告実績の分析機能

LOGBOOKでは、カテゴリ単位での広告実績を分析できるため、以下のようなポイントを明確に把握できます。

  • 注力すべきカテゴリに、計画通りの広告費が投下されているか
  • 売上が伸びていないカテゴリに、過剰な広告費が使われていないか
  • カテゴリごとの広告効果や実績はどうか

RPP広告を運用する際、店舗全体のざっくりとした数値や、商品ごとの細かすぎるデータだけでは、戦略の見直しが難しいことがあります。LOGBOOKを活用すれば、広告費の最適配分と成果の改善につなげることができます。

自然検索・広告経由の売上推移

LOGBOOKでは、広告経由・自然検索経由の売上推移を月別に確認できます。広告の売上やアクセスが低下している場合は、広告運用の課題が考えられ、自然検索の低下時にはSEO対策の見直しや市場動向の変化を考慮する必要があります。
店舗全体の課題を広告運用とそれ以外に分類し、商品・カテゴリ・流入経路別の詳細な分析が可能。売上推移や広告施策の結果を視覚的に把握し、データをもとに適切な施策を迅速に講じることができます。

メールアドレスの重複登録に対応

複数店舗を運営している場合、それぞれの店舗アカウントを別のメールアドレスで管理することが一般的です。しかし、この方法では運営の手間が増加し、アカウント間の連携が難しくなります。

「LOGBOOK」では、複数の楽天店舗を一つのメールアドレスで管理できる機能を搭載しており、アカウント管理にかかる負担を大幅に軽減します。

楽天キャンペーン情報の一括登録

楽天市場では、定期的に行われるセールやキャンペーンが売上に大きな影響を与えます。「LOGBOOK」では、管理者がキャンペーン情報を一括登録することで、全店舗に自動反映する仕組みを提供しています。

例えば、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンのような大型イベントでは、事前準備が重要です。「LOGBOOK」を活用することで、手動登録の手間を省くことができます。

売上シミュレーション機能

楽天市場では、「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」などの大型イベントによって、売上が大きく変動する傾向があります。そのため、単純な日割り計算では実際の進捗状況を正確に把握することが難しく、運営における課題の一つとなっていました。

こうした背景を踏まえ、当社ではイベントによる売上の増減を考慮した進捗の可視化と、過去の実績データをもとにした売上予測が可能な新機能を開発。これにより、目標未達のリスクを早期に把握し、適切な対応を講じることが可能になります。

正確な進捗把握で、より現実的な売上管理を

楽天市場では、特にイベント開催月において売上の偏りが顕著です。たとえば月の中間時点で売上目標の50%を達成していても、イベントが後半に集中する月では進捗が遅れている可能性もあります。

今回の新機能では、売上目標と広告予算を入力するだけで、店舗ごとの過去実績とイベントスケジュールをもとに、日別の売上目標を自動で算出。実態に即した進捗管理を実現し、過不足の把握がよりスムーズになります。

売上の着地予測で、次の一手を早めに検討

進捗確認に加えて、月末の売上着地予測も可能になりました。イベントの影響や過去の売上傾向を加味した数値で、現時点のまま推移した場合の見込みを把握できます。

目標未達が予想される場合は、追加で必要となる広告費を簡単に試算可能。逆に、目標を大きく上回る見込みがある場合には、予算の最適化や別施策への再投資といった戦略的な判断材料として活用できます。

売上データの更新はメールでお知らせ。確認の手間を削減

RMSにログインして日々の売上を確認するのは、店舗運営者にとって負担になることもあります。LOGBOOKでは、売上データの更新をメールで通知。通知を受け取った後は、LOGBOOKにログインするだけで、進捗状況の確認から予測、詳細分析までを一括で行えます。

この仕組みにより、「確認 → 分析 → 対応」のプロセスをスムーズに進めることができます。

分析・予測・改善のサイクルをワンツールで完結

LOGBOOKは、これまでの“分析特化型ツール”から進化し、売上進捗の確認、着地予測、詳細分析を一体化したプラットフォームへとアップデートされました。

シミュレーション機能を活用すれば、進捗状況の確認だけでなく、流入経路別・カテゴリ別・商品別の分析も可能。特にカテゴリ単位での売上、アクセス数、転換率、客単価、広告投資額などを総合的に把握することで、改善に向けた具体的なアクションへとつなげられます。

今後の機能強化と展望

LOGBOOKでは、今後もユーザーからのご要望をもとに、画面UIや操作性の向上、分析軸の追加、他モールとの連携などを順次進めていく予定です。

店舗運営において日々の判断をより迅速かつ的確に行えるよう、実務に即した使いやすい機能の提供を今後も継続してまいります。

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