2018年時点の記事です。情報が古い場合がございますので、ご了承ください。
ECサイトを運営していく中で、分析ツールとして欠かせないのが、Googleアナリティクス。
担当者や関係者が複数いる場合、Googleアナリティクスを複数人で確認したいということもECサイトを運営している中で少なからずあるかと思います。
そんな時に欠かせないのが『ユーザーの追加(権限の付与)』です。
組織でさまざまな関係者がいる場合にはユーザー管理は非常に重要なテーマとなりますので、
今回はユーザーの追加と権限の設定方法について解説していきたいと思います。
管理画面へ移動する
Googleアナリティクスにログインし、【管理】をクリックします。
アナリティクス設定画面が表示されます。
ユーザーは、「アカウント設定」「プロパティ設定」「ビューの設定」単位分かれており、それぞれで権限付与を行うことができます。
追加するユーザーに対していずれかまたは複数のユーザー管理メニューを使って権限を設定していきます。
ユーザーの追加と権限の設定
アナリティクス設定画面の左側ブロックにある「アカウント設定」メニューより【ユーザー管理】をクリックします。
クリックすると、ユーザー管理画面が表示されます。
[アカウント ユーザー] リストで 【+】、【新しいユーザーを追加]】の順にクリックします。
下のような画面になるので、①~⑤の設定を行います。
共有するレベルは②~⑤の4種類を組み合わせて設定することができます。
ユーザーの追加と権限の設定
①メールアドレス | メールアドレス共有する相手の「メールアドレス」を入力します。
※ここに入力するメールアドレスは招待・共有したい方がアナリティクスを利用しているGoogleアカウントとなります。 |
②編集 | プロパティやビューの追加・編集・削除など、管理やレポートに関する基本的な操作とレポートデータの表示が可能な権限です。
「ユーザー管理」の権限は含まれていません。 |
③共有設定 | マイレポートやメモの編集など、個人のアセットを作成し共有できる権限です。 「表示と分析」の権限も含まれます。 |
④表示と分析 | レポートデータの表示とレポート内での操作、共有アセットの表示ができる権限です。
セカンダリディメンション設定やセグメント作成などは可能です。 この権限で共有アセットを共同編集することはできません。 一時的にデータを共有したい場合などに便利です。 |
⑤ユーザー管理 | ユーザーの追加・削除など、アカウントのユーザーを管理できる権限です。 自分のアカウントと同じ権限を相手に付与したいときは、「ユーザー管理」と「編集」にチェックをいれて、共有します。 |
権限の設定後、⑥追加をクリックします。
新しいユーザーが現在選択されているアカウントに追加されます。
権限設定の補足
②「編集」③「共有設定」④「表示と分析」の3つは
「編集」が「共有設定」と「表示と分析」を含み、
「共有設定」は「表示と分析」を含むという関係にあります。
つまり、「編集」>「共有設定」>「表示と分析」という順で権限が大きいということになります。
②編集をクリックした場合、「共有設定」と「表示と分析」を含みます。
③共有設定をクリックした場合、「表示と分析」を含みます。
子階層で権限を追加する方法
上記の解説では、アカウントに対してユーザーを追加しましたが、そのアカウントに含まれるプロパティの「ユーザー管理」メニューをクリックしてみるとプロパティに対してもユーザーが追加されており、親階層で設定された権限が付与されていることが分かります。
新たに追加したユーザーをクリックし、画面を確認してみると、
②のように親階層で設定された権限は鍵マークが付いていて、チェックを入れたり、外すことができず変更することはできません。
親階層で設定されていない権限は①のように変更することができます。
このように親階層で付与された権限は子階層で取り消すことはできませんが、追加で別の権限を付与することはできます。
「プロパティ」や「ビュー」に対してユーザーを追加する方法
全てを共有する必要がないときは、プロパティやビューに対してユーザーを追加することもできます。
プロパティにユーザーを追加したい場合は下の画面のように、
プロパティの「ユーザー管理」をクリックし、上部で解説した同手順で設定を行います。
プロパティやビューで追加したユーザーは、親階層のアカウントのユーザー管理画面でも表示されますが、
権限は「なし」となります。
まとめ
Googleアナリティクスの設定も、ECサイトを運営していく中で欠かせないスキルの1つだと思います。
関係者が増えてきたときに、管理が煩雑にならないよう、しっかりとしたルール作りが大切になります。
データの共有は意思決定のための大事なステップの一つであるだけでなく、データを外に出す行為でもあることから、
権限設定のポイントをしっかり抑えて、設定は慎重かつ正確に行っていきましょう。
Written by Baycross Marketing