ECサイト運用から見るInstagram広告との相性
Instagramの国内ユーザー数は、今や3,300万人と多くの人が利用しています。
そのなかで、Instagramをマーケティングに活用して、売上を急激に伸ばしているECサイトが年々増加傾向にあります。
今回はECサイト運用を行うにあたって、Instagram広告をうまく活用し、効率よく売り上げを伸ばす方法をお伝えします。
まず、ECサイトの売上を急激に伸ばせる最大の理由は、InstagramとECサイトの相性の良さにあり、以下の3つが重要なポイントです。
1.ショッピング機能
Instagramの投稿から商品ページまでの導線を簡単に設定することができますので、ユーザーが投稿された商品ページを見て、購入したくなった際、スムーズにECサイトへ導くことができます。
ショッピング愛好者の7割が商品を探す目的でInstagramを利用しているそうです。
2.商品を視覚的にアピールすることができる
Instagramでは「写真」や「動画」を使うことで、フォロワーに視覚的に商品をアピールでき、文字での広告と違い、投稿を見ている潜在的な購入層に強くアプローチが可能です。
また、ECサイトの商品ページもInstagram広告と同じ動画や写真を使うことで、広告の入り口とたどり着いたECサイトの商品ページに違和感がなくなりますので、ユーザーも購入しやすくなります。
3.Instagramが「発見型コマース」であること
発見型コマースとは従来の「ユーザーがすでに知っている商品を検索」するのではなく、「ユーザーはたまたま商品と出会い、購入する」ことです。
さらにInstagramはそれぞれのユーザーの興味関心をもとに関連性の高い投稿や広告を表示するため、興味をもっているユーザーは商品を発見しやすくなります。
このようにInstagramとECサイトは非常に相性が良いため、ECサイト運用において、Instagram広告を使わない理由はありません。
ぜひ、3,300万人が使用している、”欲しいものを発見できるプラットフォーム”で売り上げを伸ばしましょう。
扱っている商品のターゲットを明確にしよう
Instagram広告だけでなく、全ての広告に言える事ですが、全てのユーザーに対してて同じ効果を発揮するわけではありません。
まずは、ECサイト運用と同様、自分の扱っている商品がどのユーザーに対して向いているのかを確認する必要があります。
Meta社の記事を確認するとInstagramの日本人の利用者は男性が43%、女性が57%、令和2年度総務省の調べによると、年代別の利用率10代が69%と1番多く、次点で20代の68.1%、30代は55.6%、最も低いのが60代の13.8%となっています。
この数字を読み取る限り、10代女性向けの商品は効果が期待でき、50代~60代男性向けの商品はあまり効果が期待できないかもしれません。
具体的な商品として、アパレルや化粧品などを扱っているECサイトと相性がいい傾向があります。
よく聞く「インスタ映え」するような商品の写真に対して、ユーザーは反応を示しやすいため、うまく組み合わせて活用することが大切です。
しかし、アパレルや化粧品の商品じゃないとInstagram広告が使えないわけではありません。
Instagram広告はターゲティング力が高いことも魅力の1つ、なので、しっかりとターゲティング設定を行うことで、ユーザーに適した商品広告をうつことが可能になります。
また、Meta社(元Facebook社)傘下のサービスなので、ユーザーの性別、年齢、居住地、職業、結婚などのデモグラフィック情報と興味関心やInstagram上での行動データを基にターゲティングが可能です。
具体的には以下4つの方法が存在します。
■ユーザー属性ターゲティング
「年齢・性別」「属性」「エリア」を細かくターゲティングできます。
「年齢・性別」はFacebook上の生年月日をもとにターゲティング、「エリア」は広告を配信する国や都道府県はもちろんのこと、特定の地域にいるユーザーに絞って配信する、もしくは特定の地域を除外して配信することができます。
ユーザーの「ステータス」を属性と呼び、しっかりとターゲティングを想定することで、ユーザーの属性を絞れるようになり、広告の効果も上がります。
■インタレストターゲティング
「興味と関心」「行動」の2つからターゲティングを行います。
「興味・関心」はユーザーが「いいね」をしたページを元に、自社の広告に興味を持ってくれそうなユーザーをターゲティング、「行動」もユーザーの行動データや、スマホの利用状況を元に、ターゲティング先を選択できます。
インタレストターゲティングは種類が多いため、ターゲティングがしやすいですが、細かく絞りすぎると、配信できる広告の量が少なくなってしまうため、注意が必要です。
■カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは入手しているユーザーの情報をもとにターゲティングできる機能です、具体的には以下の情報等をアップロードすることができます。
・電話番号
・メールアドレス
・FacebookID 等
保有している情報を有効活用し、広告の配信を行うことで、ピンポイントのユーザーに影響を与えることができます。
■類似オーディエンス
類似オーディエンスは「カスタムオーディエンス」を元にして、ターゲティングを行うことができます。すでに保有している顧客の情報と類似したユーザーにターゲットを絞って広告の配信が可能です。
新規ユーザーの獲得においては、1番効果が期待できるユーザーに広告を配信できます。
以上4つのターゲティング機能を使い、商品に適した広告配信を行って下さい。
ECサイト運用を行う上で、ターゲティングは重要な項目の1つです、広告だけでなく、普段の運用に関しても意識して取り組む必要があります。
まとめ
いかがでしょうか、以上のことから数ある広告のなかでもInstagram広告はECサイト運用に最適だと思います。
また、Instagram広告は低予算から始めることができるのも魅力の1つです。
もちろん広告の内容にもよりますが、1,000円前後くらいの予算感で始める事ができます。
そのため、まずは低い単価で、テストを繰り返しながらどのような広告に効果が出るのか探してみて下さい。
ECサイト運用を行う上で、予算は非常に重要なポイントなっていますので、まずは無理のない予算から、広告を出稿してみてはいかがでしょうか。
参照元
Meta社ホームページ記事 Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破
総務省情報通信政策研究所 令和2年度情報通信メディア利用時間と情報行動に関する調査報告書
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Written by
Baycross Marketing
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