新しくwebマーケティングに関わる人は
専門用語が分からず、サイト運用についての会話についていけないこともあるのではないでしょうか。
今回は、Webマーケティングの広告効果の指標によく使われる用語をご紹介します。
マーケティング用語
1.IMP(Impression)
ユーザーに対して広告が表示された回数のことです。
広告が1回表示されるごとに1インプレッションとなります。
2.CPC(Cost Per Click)
1クリックあたりにかかる費用のことです。
CPC広告(クリック課金型広告)は、1クリックあたりの広告費を設定して運用します。
計算式:CPC=広告費用÷クリック数
3.CTR(Click Through Rate)
広告表示回数に対して広告がクリックされた割合のことです。
広告が表示された人にとって興味があるテーマや文章であるほど、クリックされる傾向があるのでCTRは高くなります。
計算式:CTR = 広告がクリックされた回数 ÷ 広告表示回数 × 100
4.CV(Conversion)
Webサイト上での目標の達成数のことです。
サイトやサービスによって、最終目標は変わります。
例えば、商品購入、会員登録、メルマガ登録、資料請求などが上げられます。
5.CVR(Conversion Rate)
Webサイトの訪問数に対してCVした割合のことです。
サイト流入参照元ごとのCVRを比較することで、広告キーワードの選定を行います。
計算式 : CVR = CV ÷ サイト訪問数 × 100
6.CPA(Cost Per Action)
CV1件あたりの獲得単価のことです。
CPAが低く、費用対効果の高い広告はユーザーのニーズに合致していると言えます。
計算式:CPA = 広告費用÷ CV
7.CPM(Cost Per Mille)
1Mille(1,000)IMPあたりの広告費用のことです。
インプレッション課金型広告(IMP広告)は、広告が表示されると費用が発生します。
計算式:CPM=広告費用÷広告表示回数÷ 1000
8.CPV(Cost Per View)
動画広告の視聴1回あたりの費用のことです。
動画広告の場合、動画の視聴回数がリスティング広告やディスプレイ広告のクリック数と同じ扱いになります。
計算式:CPV=広告費用÷広告視聴回数
9.LTV(Life Time Value)
顧客の生涯価値のことです。
顧客一人が生涯の間にもたらす利益を算出したもので、店舗のリピート性、収益性を表す指標となります。
リピート商材に対して広告を実施する場合、LTVを考慮してCPAを計算することもあります。
計算式:LTV = (平均購買単価)×(購買頻度)×(継続購買期間)
初回の購入の利益が少なくCPAが低くても、リピート購入に繋がれば長期的な期間で考えると利益が高くCPAは高くなります。
10.ROI(Return On Investment)
広告費用に対して回収できた利益の割合のことです。
どの商品の利益が高いか比較することができます。
計算式:ROI=利益(粗利-広告費用)÷広告費用×100
11.ROAS(Return On Advertising Spend)
広告費用に対して回収できた売上の割合のことです。
ビジネス全体の成果を把握するため、ROI、ROASの両方を見る必要があります。
計算式:ROAS=売上÷広告費用×100
12.KPI(Key Performance Indicator)
重要業績評価指標のことです。
事業内容によっても異なりますが、アクセス数、CV数、顧客単価が指標になることが多いです。
■事例
上記で紹介した用語を元に、下記事例の広告効果について考えてみましょう。
ブランド財布を販売するECサイトが、顧客の財布購入のためにweb広告を実施しました。
1週間で5,000円の予算を設定し、広告は10,000回表示、100回クリックされました。
単価10,000円の財布が5個購入されました。この商品の粗利は、6,000円です。
この場合
CPC:5,000円÷100クリック=50円
CTR: 100クリック÷ 10,000インプレッション × 100 = 1%
CPA: 5,000円 ÷ 5個 = 1,000円
CVR: 5個 ÷ 100クリック × 100 = 5%
ROI:(30,000円-5,000円)÷ 5,000円×100=500%
ROAS:50,000円÷ 5,000円×100=1000%
まとめ
今回ご紹介した用語は、webサイトの広告効果の検証をしていく上でよく使うものばかりです。
慣れない言葉ですが、少しずつ覚えてwebマーケティングの理解を深めましょう。
弊社ではWeb集客・プロモーションのお手伝いもしております。
お困りのことがございましたら、まずは一度ご相談ください。
Written by Yoshida