ECサイト運用担当者やWebサイト制作担当者なら、「UTMパラメータ」という言葉は、
1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
そもそもUTMパラメータって何?と感じている方も多いと思います。
そこで今回は、UTMパラメータについて解説していきたいと思います。
「UTMパラメータ」とは
「UTMパラメータ」とは、情報を送る目的で外部から投入されるデータのことです。
「外から情報を付加」し、システムを動かすのに必要なもので、
URLにパラメータを付け加えることで様々なものに活用できます。
よくECサイトを見ていると、長いURLを見たことがあると思います。
このようなURLの後に付属している文字列が、パラメーターに該当します。
UTMパラメータを付けたURLの例
基本となるURL
https://www.✕✕✕.jp
UTMパラメータを1つ付け加えたURL
https://www.✕✕✕.jp?〇〇〇=▲▲▲▲▲
複数のUTMパラメータを付け加えたURL
https://www.✕✕✕.jp?〇〇〇=▲▲▲▲▲&〇〇〇〇=▲▲▲▲▲▲▲
上記を見ると基本のURLの後に「?」以降で構成されているURLがありますが、
この?以降が「UTMパラメータ」となります。
このように基本のURLに?以降の情報を付け加えることで、
様々な情報を取得することが可能になります。
UTMパラメータの種類
UTMパラメータには「パッシブパラメータ」と「アクティブパラメータ」の2種類があります。
パッシブパラメータ
表示されるページに影響は与えず、ユーザーのアクセス経路などの流入元情報を持っているパラメータです。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで、ユーザーの滞在時間やアクセス経路を計測する
ために利用されます。
例えば、
https://www.✕✕✕.jp?utm_source=aaa&utm_medium=bbb
というパラメータを付けた場合、utm_sourceには「aaa」、utm_mediumには「bbb」を入れています。
この場合、Googleアナリティクスでは、参照元に「aaa」、メディアに「bbb」が入ります。
アクティブパラメータ
アクティブパラメータは指定した値によって、コンテンツの内容が変化します。
UTMパラメータが付いてない場合と違う内容が表示されます。
例えば、ECサイトで黒色の商品のみを検索した場合、
XXX.html?color=black
というURLになるとします。
白色の商品のみを表示した場合は、
XXX.html?color=white
というURLになるとします。
この場合「?color=●●」の●●部分をblackやwhiteと値を変更することで、黒色または白色の商品のページが表示され、
ページのコンテンツ表示内容に影響があります。
Web業界で活用されるUTMパラメータ
UTMパラメータを活用することで、細かい分析ができるようになります。
ECサイト運用やWebサイト運用で広告を活用していることも多いと思いますので、
ここでは広告トラッキング用のパラメータをご紹介します。
Googleアナリティクスの広告トラッキング用UTMパラメータ
参考例:
Google広告:リスティングからの流入を計測したい場合の書き方
https://www.✕✕✕.jp?utm_source=google&utm_medium=cpc
Google広告:display広告からの流入を計測したい場合の書き方
https://www.✕✕✕.jp?utm_source=google&utm_medium=display
各UTMパラメータの意味
トラッキング用UTMパラメータ | 計測項目 |
---|---|
utm_source | 参照元 |
utm_medium | メディア |
utm_campaign | キャンペーン |
utm_term | キーワード |
utm_content | 広告のコンテンツ |
UTMパラメータの生成ツール
上記でUTMパラメータの概要を説明してきましたが、
自分自身でパラメータを書くのは、タイプミスなども考えられるのでリスクがありますよね。
便利なパラメータ生成ツールがありますので、出来るだけ利用することをお勧めします。
https://support.google.com/analytics/answer/1033867?hl=ja
まとめ
UTMパラメータを正しく理解し、うまく活用することで、ECサイト運用やWebサイト運用の分析の幅が広がります。
ECサイト運用やWebサイト運用をしている中で、UTMパラメータの活用は必要な情報を収集するという意味で、
不可欠な存在だと思います。
ECサイト運用やWebサイト運用にうまく取り入れ、日々の運用に役立てていきましょう。
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Written by Baycross Marketing